米国公開は2003年10月10日。日本公開は2005年3月26日。大好きな「 ゾンビ映画 」と思って期待したが、期待した自分が無知だった。
「 面白さ 」と「 楽しさ 」を狙った奇策が、作品の質を見事に落している。
「 あれは”ゾンビ ”じゃない! 」と言われてしまえば、以下の記述は誤りとなるが・・・
斧や棒など武器を持ち、颯爽と跳びながら追い駆けて来る「 ゾンビ 」なんて嫌いだ!
健常者に負けない速さで泳いで追って来る「 ゾンビ 」なんて嫌いだ!
剣術を習っている健常者に斬り勝つ腕前の「 ゾンビ 」なんて嫌いだ!
”知恵 ”を持つ「 ゾンビ 」なんて嫌いだ!「 喰う本能 」だけでダラダラと徘徊してもらいたい!
あの”オチ ”が、重要で恐ろしいメッセージだが、個人的には、カーク船長とキャスパーが生き残り、2人の楽しい取り締まり問答が観てみたかった。